商品取引所が定めた注文執行の規則とはどのようなものがあるのでしょうか。まず、約定方式からみていきましょう。現在、商品取引では「ザラバ取引」と「板寄せ取引」という2つの方式が採用されています。
日本では、農産物系の銘柄のほとんどが板寄せで取引されていますが、世界的にはザラバによる取引が主流になっています。ザラバ取引は複数約定値段といわれているとおり、一定時間の間に複数の値段が自由に形成されるやり方です。
「前場」といわれる午前中の取引は午前9時に始まって、11時に終了します。「後場」の取引は12時30分から15時30分までです。この時間帯に「買い」と「売り」の注文がコンピュータ上で自動的に照合され、連続的に値段が決まっていくのです。前場の取引開始の最初に付いた値段を「客付き」と呼び、後場の終了時間の値段を「引け」と呼びます。
それに対して、商品先物取引には「板寄せ取引」という方法があります。これは通常、前場3回、後場3回取引が行われ、値段が決まっていく方法です。立ち会いについてもザラバとは異なり、1日のうちに数回の立ち会い時刻を決め、そのきめられた時刻に売り手と買い手が集合し、そのときのすべてに売りと買いを投合しセリ合って値段を決めます。
買う量が多ければ仮の約定価格を引き上げて買いを減らすように、売る量が多ければ価格を下げて売りが減るように、売りと買いの数量をいわば手動で調整します。最終的には両方が一致した価格で全ての注文が成立する仕組みです。
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