先物市場がなかったら

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先物市場がなかったら

取引所や先物市場は、自由な市場経済のもとでは、なくてはならない機関ですが、自由の度合が薄まるにつれて必要度は低下します。自由が許されないような社会主義体制的なものになると、取引所は邪魔者扱いされ、居場所を失います。商品経済が発生する前の中世には先物取引はありませんでした。

その時代は自給自足が原則であったので商品経済という概念自体がなかったのです。また近代でも第二次大戦中の日本のように戦時統制経済のもとでは先物取引は禁止されていました。

そして、旧ソ連型社会主義体制の計画経済のもとでは、自由な市場がありませんでした。また自由な経済社会においても独占的な力が強くなって、生産、流通市場の自由が抑制されはじめると先物市場の必要の度合は薄くなります。このようなことから先物市場がなくてもよいときというのは、自由な経済活動を失ったときといえるでしょう。

自由であるべき資本主義経済のもとでも、独占的な大きな力が支配するようになると、市場は活力を失い、自由な取引の先物市場は開店休業に追い込まれてしまいます。つまり先物市場がなくてもよいときとは、国の政策により、経済全体が自由を奪われているときか、一握りの独占的な力が市場を支配しているときで、市場経済にとっては好ましい状態ではありません。

以上のことから考えると、商品先物市場が活性化している状態は活気あふれる自由経済であるといえますし。その国の経済状態のバロメータともいえるでしょう。

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