金の約80%は宝飾品としての需要なのですが、熱をよく伝え、柔らかくよく延び、腐食しないという性質を持っていることから、エレクトロニクス産業向けにも多く使用されています。私たちが使用している携帯電話にも1万台で金100~150gも含まれています。
また金は古くから人類の資産としてその価値を認められており、国際的にもっとも価値のある商品といわれています。つまり、通貨としての側面も持っているため、世界的な経済環境に敏感な反応を示します。有史以来、人類が精製した金はおよそ10万トン程度といわれています。その20%にあたる2万9600トンを各国の中央銀行が保有しています。
これは金が通貨としての側面を持っていることを意味していますが、近年は金の保有にこだわらない中央銀行が保有している金を売却する動きを見せ、金相場を混乱させています。金は年間約2600トンが鉱山から新規に採掘されています。
金は、約1トンの金鉱石の中から100グラム程度の金が採取されます。ここ数年、金はインドを始めとしたアジアの各地域で需要が高くなっています。インドは世界で一番、金を消費する国ですが、購入する金の多くは婚礼用です。
婚礼シーズン(8月~9月)には宝飾用の金需要が大幅に増えます。世界の金現物の中心は、ロコ・ロンドン取引です。先物取引では、ニューヨーク商品取引所に上場されている「NY金」が世界第一の取引規模を誇っていてここで決まる価格が世界標準となっています。
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