ゴム

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合成ゴムはプラスチックや化学樹脂などの一種で、石油からつくられ、主に先進国で消費されています。合成ゴムは上場されてはいませんが、その価格は天然ゴムに影響します。天然ゴムの生産が落ち込んで供給が減れば価格があがり、代替である合成ゴムに需要が回ります。

逆に、合成ゴムの原料である石油の価格が上がれば、合成ゴムの値段も上がり、安い天然ゴムに需要が変わる動きがでてきます。つまり、天然ゴムと合成ゴムは表裏一体で動いているのです。天然ゴムは、赤道を中心にした南・北緯15度圏内の高温多湿地域で作られていて、東南アジア諸国に集中しています。

世界の天然ゴムの生産量は2005年で882万トン、主な生産国であるタイ、インドネシアが世界総生産の6割弱を占め、次いでマレーシア、インド、中国で6~12%のシェアを持っています。天然ゴムは、ゴムの木を刃物で切り、しみ出す樹液を専用の器に集めて取ります。

ゴムの樹液は1年を通してとることができますが、2~4月は、古い葉が落ちる落葉期に入ることから、樹液の出が悪くなる減産期になります。また雨季を迎える11~翌1月は樹液の出がよくなるため、1年のうちで最大の増産期になります。

ゴムの木は植え付けてから樹液を採ることができるようになるまでに数年かかるため、需要があがり、価格が上がったからといってすぐに増やすことはできません。逆に価格が下がったときは零細生産者は所得水準を維持しようと、逆に生産量を増やしてしまう傾向があり、生産がすぐに減少しなかったりします。その意味で、ゴムという商品は価格弾力性に乏しく、値動きの傾向が長期化する傾向があります。

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