アルミニウムは精製されるまでにたくさんの電気エネルギーを消費するため、化学的に生産されるようになったのは1800年代後半以降です。「軽くて強い、電気や熱をよく通す、磁気を帯びない、再生可能」などの優れた性質を持ち、清涼飲料水の容器、窓枠、自動車部品など様々な商品に加工され、私たちの身近に大量に存在しています。
アルミニウムはボーキサイトを原料とする非鉄金属です。ボーキサイトの主要採掘国はオーストラリア・ギニア・ジャマイカ・ブラジルです。アルミニウムの生産国はアメリカ・ロシア・中国などで、年間2700万トンが新規生産されています。
ボーキサイト、アルミナ、アルミニウムと精錬されていく過程において、たくさんの電気エネルギーが必要なため、アルミニウムはエネルギーコストの低い国で生産されます。現在、日本ではアルミニウムのほぼ全量を輸入に頼っています。
またアルミニウムは融点が660度と低く、リサイクルに必要とされる電気の量が新地金生産時の約3%で済むため、リサイクルによる利用の割合が増えてきています。世界の新地金の75%以上は、中国、米国、日本、欧州の国や地域で消費されています。国によって需給構造にはバラつきがありますが、上位3部門は輸送、建築、包装で占められ、基幹産業の広い分野に浸透しているため、景気の良し悪しがアルミニウム価格に大きな影響を与えます。
アルミニウムは長い間に渡って、メジャーと呼ばれる大手メーカーの提示する価格を基準として取引されてきました、しかしロンドン金融取引所でアルミニウムが売買されるようになり、透明性の高い価格の形成の場が確立されてからは、メジャーが価格を支配する時代は終わりました。
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