オプション取引は「売買の権利の取引」ですから、現実の取引では「売りのオプションの売り・買い」「買いのオプションの売り・買い」が行われます。値下がりでプットの買う側が利益取得のための権利行使におよぶときは、売る側は利益が発生している原商品の引き渡しをしなければなりません。
また、値上がりでコールオプションの買う側はその権利を行使し、値下がりした損益は権利放棄して、取引を終了します。買う側が権利の行使をするかどうかの判断となる価格は、オプションを買った時の「権利行使価格」によります。
権利行使価格は、先物商品についてみると、当該商品の当該限月ごとに、原商品の先物価格を中心値として上下二つ、計5つ以上形成されます。どの権利行使価格かは、オプションの売り手・買い手が自由に選びますが、買い手の立場で見ると次のようなものになります。
値上がりが予想される場合は、コールオプションの、少しでも低い値の権利行使価格を選ぶことが有利と考えられます。しかし、そこはうまくできていて、有利な値段のオプションはプレミアムが高く、不利な値段のものはプレミアムが安く形成されていて、それなりに均衡がとれています。
値下がりが予想される場合はプットオプションを買えばよいのですが、プットの場合は、コールの場合と反対に、有利な高値の権利行使価格はプレミアムが高く、安値の権利行使価格はプレミアムが安くなっています。
スポンサードリンク