近年、金融関係では金利や通貨のスワップが盛んに活用されるようになってきていて、日本の銀行も多様な金融新型商品を開発し、顧客に提供するようになりました。
身近なケースでは、銀行で住宅ローンを組む場合に、顧客は変動金利と固定金利のいずれかを選択できますので、先々の金利状況を勘案して、自分に有利な方の金利を選びローン契約することが可能です。現在のローン金利が最低レベルであり、近い将来に必ず上昇すると判断する顧客にとっては、固定金利の方が安全かつ魅力的でしょう。
固定金利を組んだ後に何らかの理由でインフレになり、金利が上昇しても、この顧客は固定金利のローンに責任を負うだけで済みます。もし、余裕資金が生じたならば、それを金利の高い預金にまわしたりすれば、高い利ザヤやパターンを稼ぐチャンスを増やすことができます。
資金の貸し手である銀行が、このように柔軟性のある金利販売に対応できるようになったのは、先物市場等で固定金利と変動金利を交換する金利スワップを活用しているからです。金融関係で利用されているスワップ取引とは、固定金利と変動金利、またはその逆を交換したり、異なる通貨を交換する交換取引のことです。
まとめると固定金利と変動金利を交換する「金利スワップ」、ドル建てと資産を円建て資産と交換する「通貨スワップ」、石油や非鉄金属などの商品の変動価格と固定価格を交換する「商品スワップ」などの3通りのスワップ取引があります。
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